ファンドの最終出口といわれる物件売却の際、収益還元法で考える買い手に対して、利回り=分子の部分が貸料の回復により増加し、今後さらに賃料は上昇するかもしれないという曖昧な期待感を抱かせました。この数字にさらにプレミアムを付けることに成功し、また土地の値段が安定化し、今後は上昇するのではないかとの期待感を生んでいきました。分母の土地価格が上昇しても、結果である利回りは高いままであり、買い手には魅力的に映るという現象をもたらしたのです。この結果、不動産に対する関心が急速に高まり、需要が膨らんだために、価格はますます上昇するという正のスパイラルを作ることができたのです。彼らが目指したのは「含み」の実現と「連用収益」の成長の2点であり、2005年から2007年にかけてこの戦略は大きな成果を収めることになりました。
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