プレハブと聞くと、中年以上の人は戦後間もない頃のバラックや仮設のプレハブ校舎を思い出し、あまりいいイメージを持たないようです。しかしこれは認識不足で、現代のプレハブ住宅は、性能も居住性もひと昔前とは大違い。上手に間取りを選択すれば、本格木造建築とそれほど大きな違いはなくなってきています。プレハブの「プレ」というのは「事前に」とか「前もって」とかの意味です。つまりプレハブ住宅は、あらかじめ工場で住宅の各部分を規格化して作っておき、それを注文したお客の建築現場まで運んで、能率よく組み立てるところに、その特徴があります。
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そのために工事期間が非常に短くて済みます。普通、木造建築だと三ヵ月ほどかかりますが、プレハブや小さな建物だと半分の一ヵ月半、大きな家でも二ヵ月くらいででき上がってしまいます。しかも、あらかじめ工場で生産された均一規格の製品なので、安いだけでなく工事の手を抜かれる心配もありません。また、注文建築の場合は時々現場に足を運び、大工さんと壁材や窓の高さ、床の材質、厨房棚の位置など、進行チェックも兼ねた打ち合わせをたびたび行なわなければなりませんが、プレハブは全てが規格化されているので、メーカーと契約したあと仮に一度も見に行かなかったとしても、完成した家がパンフレットに掲載してあったものと違っていた、ということはありません。工期が早いだけでなく、現場打ち合せもほとんど不要というのは、現代の忙しい人々にとっては何より有難いことです。規格化住宅最大の魅力といってもいいでしょう。